- 自分には本当の友達がいるのだろうか?
- 隣にいる友人は本当の友達なんだろうか?
- そもそも本当の友達ってなに?
かつて私も「友人」について、上記3つの事について悩みました。
ドラマすいか 主人公「基子」と同僚の「馬場ちゃん」、この二人の関係を考察してみると、この3つについての悩みが消える…わけではありませんが、自分の中での答えが出ました。
結論:「本当の友達とは」…というのは幻みたいなもの
ある日、信用金庫に勤めるOL基子の唯一の同期であった馬場ちゃんが3億円横領して逃走します。
毎日お昼ご飯を一緒に食べていたせいか、上司は基子に馬場ちゃんについて、色々聞きます。
しかし、基子はこう答えます。
一度も彼女の一人暮らしの家に行った事もないし、プライベートな付き合いはありません
基子と馬場ちゃんは、勤続10年以上で毎日お昼ご飯を一緒に食べていたのに、一度もプライベートで会った事はなかった、とあります。
また基子の母から、基子はこうも言われます。
あんた、いつも馬場ちゃんの悪口言ってたじゃない
プライベートな付き合いもなければ、馬場ちゃんの悪口を言っていた、という…そもそも友だち?っていう間柄です。
なんですが…このドラマが終わるころ、基子と馬場ちゃんは深い、とても深い繋がりを見せます。
ちなみにドラマが10話ある中で、基子と馬場ちゃんが会うシーンは1回だけです。
もう二度と会えないかも、という状況になって初めてわかる事がある
3億円持って逃げた馬場ちゃんの事を、基子は想い続けます。いつもと変わらず出勤し続けながら。
馬場ちゃんは、不意打ちで、基子に色んな方法で連絡を取ってきます。
基子は馬場ちゃんの事を想い、馬場ちゃんも基子の事を想っているシーンが何度も出てきます。
一番印象的な場面はこちらです。
馬場ちゃんが逃走中に公衆電話から基子の携帯に電話をかけてきます。
あそこ、まだあるかな。よくさ、二人で会社抜け出して、サボった喫茶店あったじゃん
……
私はあそこに戻りたい
サボって行った喫茶店で大笑いして話したどうでもいい話。たわいもない、記憶にも残らない、ただの日常。
馬場ちゃんは失って初めてわかった、というシーンでした。3億円も持っているのに。
基子と馬場ちゃんを観て、「本当の友だちがあなたにいますか?」と聞かれたら私はこう答えます。
本当の友だち、というものは幻みたいに、よくわからないもの。
けど、「会いたいと思う人、そして会えなくても、この世のどこかで存在していてほしい思う人はいます」
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